Dreaming Is Living

LA在住の音楽ライターが夢実現のヒントを綴ります

ペンタトニックス

 今月16日まで、初の日本ツアーを行っているペンタトニックス。ビートボックスとベースまで声で出す驚異的なアカペラ・グループで、オリジナルの曲から斬新なアレンジのカバー曲まで驚きの素晴らしいハーモニーを聞かせてくれるのですが、ライブだと本当にその凄さが見えて、完全にノックアウトされます。

 洋楽は歌詞がダイレクトに耳に入ってこないところがハンデになる時もあるけれど、ペンタトニックスはそういう点を超越してて、とにかくサウンドに圧倒される。すでに去年サマーソニック・フェスやTV番組に出演していて日本でも大人気のようですが、今回のツアー後には、さらにその凄さが広まりそう。


 
 今日の記事は、ペンタトニックスがいかに日本を好きでいてくれてるかというお話。


[Official Video] Rather Be - Pentatonix (Clean ...


 (左から)アヴィ、カースティ、スコット、ミッチ、ケヴィンの5人はあまりに日本が好きで、「あなたといると、他にいたい場所なんてない」という歌詞のカバー曲「ラザー・ビー」のPVを、日本の上野アメ横で撮影してくれました。

 日本デビュー直前の初のTV取材は彼らが住んでいるロサンゼルスで行われたのですが、5人は「日本に行くのが夢だった」と目をキラキラさせながら語ってくれたのです。
 Youtubeが誕生してからは、明らかに日本のカルチャー通のアーティストも増えていますが、それでもペンタトニックスほど日本にはまっているグループには会ったことがありませんでした。

 たとえばカースティは大のピカチュウ好きで、ピカチュウやマンガの話になると声のトーンが上がるのです。

 「セーラームーン」とか、「フルーツバスケット」とか、面白い少女漫画が大好きなの!」とのこと。

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  ハローキティが好きという女性アーティストは数あれど、ピカチュウ好きは新しい! 
 すでにお店が出せるほど本国のファンにピカチュウグッズをもらっていたらしいカースティですが、2014年のサマーソニック出演で日本のファンに大量のピカチュウの贈り物をもらったそう。去年の冬、クリスマス・アルバムの発売前に2度目の取材をした時、「全部お気に入り」と大喜びでした。

 カースティとミッチとスコットは高校時代からの親友で、3人とも大の日本好き。あとから加わったアヴィも暇さえあれば日本の漫画ばかり読んでいるそうで、初めは日本に詳しくなかったケヴィンも、初来日後はすっかり日本ののファンになってました。

以下は彼らの一度目の来日後の感想。
ミッチ&カースティ「日本は大好き!」
スコット「僕たちは日本にぞっこんだよ」
ミッチ「まず、日本のファンは世界一熱狂的だよ!すごく熱心で、大興奮してくれて、それにすごく優しくて」
スコット「今までに行った中で一番好きな国は? って聞かれる度に、僕たちは日本って言ってるよ。ここだけの話だけど(笑)本当に、素晴らしかったよ」
カースティ「ずっと行くのが夢で、素晴らしい場所だろうって思っていた日本に行けて、そこで皆にすごく歓待してもらって、最高に楽しめて、素晴らしかったわ。幸せだった」
ケヴィン「日本は僕たちにとって、一番のお気に入りの場所になったよ。すごく多様で面白い文化があって、最高に楽しかった。それから日本食!最高だった。焼き鳥も、そばも、うどんも美味しかった!」

 日本に行くのが夢だったなんて言ってもらうと、単純に嬉しいですよね。
 今回のツアーでも、日本のファンの皆さんに大歓待されて、いい夢を見ていることでしょう。
 歌詞が理解できないハンデのことだけれど、ミッチは高校時代Jロックを耳コピで歌っていたぐらいの耳の持ち主で、
他のメンバーもアニメで聞き慣れているからか、日本語の挨拶や「皆ダイスキ!」はばっちりの発音なので、将来的に日本語のメロディを歌ってくれる日も夢じゃないかも。

 

Dreaming is Living!

ロサンゼルスに梅雨はないんですが、

6月は曇り空が多くて、毎日眠いのです……。

そんな理由でご無沙汰でしたが、See you soon!