Dreaming Is Living

LA在住の音楽ライターが夢実現のヒントを綴ります

マリリン・モンロー

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LA時間の昨日、8月5日は、マリリン・モンローの53回目の命日でした。

「はじめまして」で少し触れましたが、私がロサンゼルスに移住したきっかけは、マリリン・モンローに憧れたからです。
10代の時に深夜のTVで彼女主演の『七年目の浮気』を見て、一目で恋に落ちました。

そして私の片思いは、今でも続いています。死んでも続くだろうと思います。
女優として、古今東西、誰にも放つことのできないオーラをまとってダイアモンドのように輝いていたマリリンの姿と、父親を知らず、母親も育児ができる状態ではなかったために、親戚の家や孤児院で育ったという彼女の生い立ちは、

当時家族のことで悩んでいた私に、言葉では言い表せないほどの希望を与えてくれました。
この世にいない人にそれだけの影響を受けるというのは、ものすごく奇妙なことだと思うけれど、マリリン・モンローに出会わなかったとしたら、今の私はありません。
そして、彼女はもういないのに、少しでも側にいたいという思いがあったから、私はロサンゼルスを住む場所に選んだのです。

 

ロサンゼルスのウエストウッドという場所にあるWestwood Village Memorial Parkに、マリリンは眠っています。
緑が美しい公園のようなこのお墓は、マリリンの他にも数々の有名人の墓碑があり、毎日のように観光客が訪れる知る人ぞ知る場所。
そして1982年以来、毎年8月5日に、マリリン・リメンバードというファンによって創設されたファンクラブ(www.MarilynRememberd.org/このHPから誰でも加入できます)が、追悼会を行っているのです。
今年も100人を超える様々な年齢層のファンが集い、マリリンが出演した映画に出ていた女優さんや、マリリンの写真家の娘さんなどがゲストとして招かれて、それぞれにマリリンに対する特別な想いを語ってくれました。
ここに来る度に、ファン一人一人の胸に宿るマリリンの存在の大きさを実感し、胸が熱くなります。

 

マリリン・モンローは、映画女優になるという夢について、こんな風に語っています。


昔よく夜のハリウッドを眺めながら、思っていたの。

私みたいにこうして一人で座って、映画スターになることを夢見ている女の子達は数えきれないほどいるはずだわって。

でも、彼女達のことは気にしない。

私は、誰よりも熱く夢を見ているから。
(I used to think as I looked out on the Hollywood night,

There must be thousands of girls sitting alone like me,

dreaming of becoming a movie star. But I'm not going to worry about them.

I'm dreaming the hardest.

 "the hardest"は、“一番一生懸命に、熱心に”、という意味ですが、悩みに悩んだ末、“誰よりも熱く”がはまるような気がしたのでこの訳にしました。中山美穂さん、インスピレーションをありがとう)
 
売れる前の彼女は、ご飯代を削って演劇クラスの授業代にしていたこともあったそうです。
セックスシンボルと呼ばれたほどの彼女の容姿は、今では普遍的なアートとなって、Tシャツやポスターや洋服のデザインとして、世界中に溢れています。だからハリウッドをドライブしていると、毎日必ずといっていいほど、マリリンの顔を見かけます。

そんな女優は今も存在しないし、これからも存在しないでしょう。
でも私は、彼女の女優としての才能と、常にさらにいい女優になろうと熱く努力していた生き様を、何よりも尊敬しています。

マリリンは偉大な女優でした。

ミュージカル映画の歌声や踊りは本当に唯一無二で素晴らしいし、コメディ映画で発揮するユーモアのセンスは、本当に見事でした。

『百万長者と結婚する方法』、『紳士は金髪がお好き』、『お熱いのがお好き』、『ショウほど素敵な商売はない』、『ナイアガラ』、『バス停留所』、名作を挙げたらきりがないですが、機会があったら、ぜひ鑑賞してみて下さい。


もし夢があるなら、誰よりも熱く、その夢を見よう。
マリリン・モンローのように。

 

Dreaming is Living!

Let's dream the hardest!!!