Dreaming Is Living

LA在住の音楽ライターが夢実現のヒントを綴ります

私がグリーンカードに当選した理由

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日本にいなくても、お盆と終戦記念日に色々な思いを日本に馳せていました。
サマソニにも行きたくてたまらなかったな。
そんな中、ふっと思い出したことが。
そういえば私、永住権(グリーンカード)を当てたこと書いてなかった!

夢実現ブログなのに!

 

アメリカで生活したいな、と思っている人達にとって一番の壁はビザ(許可証)だと思います。

アメリカは、学生ビザ、就労ビザ、実業家ビザ等、なんらかのビザを持っていないと3ヶ月以上の滞在を許してはくれません。
自由の国と謳っておきながら、ビザに関してはかなりシビアです。


短期の移住でよければ、一番確実なのは留学。語学学校から始めて、そこから短大、大学と進めば、5年はアメリカで生活できます。
語学学校だけで5年位いる強者もいますが、英語の習得にそこまで時間がかかるのは明らかにおかしいので怪しまれ、語学学校は大抵2年で卒業させられます。
その後、短大や大学に行きたくない人、行く資金がない人は、専門学校を選ぶという手もあります。専門学校も、大学ほどではないけれどお金はかかります。
でも、学生ビザで滞在している学生には、週40時間までしか働いてはいけないという決まりがあるのです。学生の本分は、勉強だからね。
それに仕事を一杯して生活費を充分に稼ぎ、そのまま学生ビザでアメリカに居続けられては困る、

とアンクルサムは思っているのです。
その時間内のバイトで生活して学費まで出すのは、はっきり言って無理。


私はまず、1年以上は暮らせる貯金を持って学生ビザで始めて、音楽ライターの仕事と寿司屋のウェイトレスのバイトで食いつなぎ、
学生ビザではもう絶対これ以上いられない、という状況になってから日本に一時帰国。
そして、ライターの仕事のコネクションを使ってジャーナリスト・ビザを取得し、またLAに戻ってきました。
さらっと書きましたが、むちゃくちゃ大変で、むちゃくちゃストレスがたまる道のりでした。
私は一応、ちゃんと移住計画を建てていたつもりで、
日本の大学卒業後に雇って下さった超いい会社を1年で辞め、結婚適齢期に留学したんです。
数年で国際結婚できるだろうな、だって私、売れ時だし。みたいなノリでした。
……甘かった。果てしなく甘かったよ。
この間、本音は学生じゃなくてただアメリカに住みたいという思いで留学していた友達の多くがどんどん帰国していきました。
移住したい人たちにとって、本当に本当に、適切なビザ取得は大変なんです。

私は音楽ライターの仕事をしていたおかげでジャーナリスト・ビザが取れましたが、これはアメリカでジャーナリストの仕事を行うために発行されるビザで、それ以外の仕事をすることは禁じられているので、
その間ちゃんと生活していけるだけのお給料を払ってくれるスポンサーとしての会社が必要になります。
私の場合、一時帰国した際に、本当にラッキーなことにスポンサーになって下さる会社が見つかったので(今も死ぬほど感謝しております)、
その会社を通してビザを申請し、3年のビザが取れました。申請すれば必ずもらえるものではないので、ラッキーでした。
さらに3年、というのもラッキーで、1年しか降りない人もいます。その場合、切れた時点でまた帰国して、申請しなおさなければなりません。
そのジャーナリスト・ビザの期限があと1年半ほどになった時、私はまた不安に駆られました。
こうしてビザに頼ってアメリカに住んでいる限り、いつもビザの心配をしなければならないのです。
同じ会社がまたスポンサーになってくれるとは限らないし、なってくれてもまた取得できるかは分からない。

そこで私は初めて、永住権抽選に応募したのです。
……っていうかそんなにアメリカ生活が夢だったんなら、日本にいる時から応募すりゃあいいじゃない(どこからでも応募できます)、と思うかもしれませんが、
私はそれまでくじ運が全くなくて、当たらないだろうと頭から思い込んでいたんですね。
あと、ぼーっとしてるんで締め切り関係が非常に苦手で、毎年気づくと応募締め切りを過ぎているんです。

その年も、応募しよう、と決めた割にはやるのがギリギリで(代行している会社もありますが、英語さえ読めれば自力で応募できます)
たしか10月の応募最終日の締め切り時間の1時間前に、スッピンのやばい顔の写真を張りつけ、ネットで送りつけたのです。

当たったらいいなーとは思っていたものの、そんなに期待はしていませんでした。

 

そして翌年4月、郵便受けに大きな封筒が入っているのを見つけました。
まさか! と一瞬硬直し、ドキドキしながら封を開けてみたところ……
「永住権に当選しました」との通知でした。
  

叫びましたよ。バカみたいにね。

 

それで、肝心のなぜ当たったのかという理由ですが
 ラッキーだったから
これに尽きると思います。だって、くじだし
それ以来、私は友人知人の間で「超ラッキーな人」に変わりました。

もう一つの大きな理由は、馬鹿げてると思うかもしれないけど、
 応募したから
ですよね。応募しなかったら、一生当たらないんだから。
くじ運がないなんて勝手に思い込んでないで、さっさと応募するべきだったんですね。
 
永住権に当選してから「当選したんです」という話をすると、
「私も!」、「友達で当たった人知ってる!」など、結構な頻度で当選した日本人の話を聞くようになり、
結構当たるんだな、と思うようになりました。

当時、私は30半ば。
もしも本当の本当はランダムなくじ引きじゃなくて、いちいち書類を見て選んでいたとしたら(絶対そんな時間ないと思うけど)
「こいつ30半ばでシングルでこんな顔だよー。しょーがねーなー、救ってやるか」
と、思ってくれたのかもしれませんね。
 アンクルサムさん、ありがとう♡

 

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