Dreaming Is Living

LA在住の音楽ライターが夢実現のヒントを綴ります

ブルーノ・マーズ

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貴重な読者のみなさま、ごめんなさい。
何ヶ月もさぼりまくってとうとう年末になってしまいましたが、元気です!


実はブリトニーのブログ記事を書いた後、
なんとブリトニーのラスベガス公演のレポートのお仕事をいただき
ミート&グリートで一瞬でしたがブリちゃんに会うことができました。


そこで「今年の運は全部使い果たしたな」と思ったのですが
その後もブルーノ・マーズ、ペンタトニックスなどなど
大好きなアーティスト達の新作の取材をさせていただいて、最高の一年でした。

冬休み中にさぼっちゃった分を少しずつアップしていきますね。

今年最後の記事は、現在最新作『24K・マジック』がバカ売れ中の
ブルーノ・マーズです。
この新作、来年1月7日付のビルボード・アルバムチャートでペンタトニックスのクリスマス・アルバムに次いで2位。
来週は確実に1位になる気がします。

アルバム・タイトルにもなったファースト・シングル「24K・マジック」が
マーク・ロンソンと組んだメガヒット曲「アップタウン・ファンク」に匹敵する名曲であることが、アルバムの成功にも繋がったのだと思いますが、
9曲入りで、全曲名曲です。
間違いなくブルーノの最高傑作で、かつ音楽史に残る一枚。
特に90年代のブラック・ミュージックのファンだったら、泣いちゃうぐらいのアルバムだと思います。

9月末、この新作が完成する直前に上の写真の『INROCK』12月号用の独占取材を
アルバムがレコーディングされたスタジオでさせていただきました。
スタジオで8曲聞いたのですが、あまりの素晴らしさと、
プリンスの全盛期のような最高のファンクが織り交ぜられていることで
プリンスのことを思い出したのとで、聞きながら涙を堪えるのが大変でした。

ブルーノのコンサートを観たことがある人は知っていると思いますが
彼は本当に面白くて、頭が良くて、歌も踊りも世界トップレベルのエンターテイナー。
洋楽ファンでなくても、あるいは音楽のファンでなくても、
彼のショウは人生で一度は見ておく価値があると私は思います。それぐらい凄いです。

取材中もアカペラで「上を向いて歩こう」を歌ってくれたり、ジョークを飛ばしてくれたりとサービス精神旺盛だったのですが、成功について、とても大事なことを教えてくれました。

「何をやるにしても、忍耐は必要だよ。近道なんてない。
宝くじでも当てない限りね。でも、宝くじに当選するなんて、10億人に一人とかだよ。
どんな職業にも近道はないんだ。それを上手くこなすためには、努力しなきゃならない。だから、苦労はつきものなんだよ。

もし君が苦労をしていないとしたら、どこにも辿り着くことはないよ」

この新作の制作時、彼は自分が本当にいいと思える出来になるまで
1曲につき50回は書き直したそうです。
これまでの「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」や「アップタウン・ファンク」といったヒット曲も、同じようにものすごく時間をかけたと言っていました。


「あれほど沢山の人達に届く曲を作るのは、難しいことなんだ。作るのが楽だったら、
あれだけの反響は得られなかったよ」

大成功している人達を見ると、人は「その成功を収めた術」を見習って自分もそれぐらい成功したい、と思ってしまいがちではないでしょうか。

でも、本当に成功する法則は、「努力と苦労があってのもの」。

こんなブログをやっているぐらいなんで、私は苦労とかど根性とか努力とかがあまり好きな言葉ではないのであえて「行動」という言葉に置き換えますが、
本当に成功している人は、

その裏で他の人達の何倍も何十倍も何百倍も「行動」している。


夢を思い描いた後は、とにかく行動。


これは揺るぎのない事実だろうと思うし、
その好例がブルーノ・マーズの『24K・マジック』だと思います。

ホリデーシーズンにぴったりのゴージャスなアルバムなので、
今年一年頑張った自分へのご褒美に、聞いてみて下さいね。

Dreaming is Living!
I hope you all have a Happy New Year